2010年9月20日月曜日

松尾祐孝のリスボン便り・第4弾

<Musica Viva 2010>ベレン文化センターを拠点シリーズの第3日は9月18
日に開催されました。15時からの公演は言わば「現代音楽・親子コンサート」
の趣で、語りと現代音楽(エレクトロニクスやSond'Ar-teの演奏)の組み合わ
せで、親子で楽しめる物語作品が4曲演奏されました。会場は、小さい子供
の歓声も飛び交い熱気むんむん。終演後に、Miguel Azguime氏と「子どもは
未来に向けての宝物!」と共感し、また現音の現代音楽教育プログラム部会
(EPCoM)の活動についても語り合ったのでした。(写真1)
夜の公演は、フィンランドからのゲスト=タピオラ少年少女合唱団の演奏会。
Kaija Saariahoの作品等、極めて難しい作品も含めて、9歳から18歳で構成さ
れるメンバー達は時に演技に身振りや楽器演奏も織り交ぜながら、天使の歌声
を響かせてくれました。特に祖国の民俗的な調べを織り交ぜた曲目のアピール
度が高く、終演後はスタンディング・オべージョンで沸きました。
土曜日の公演を親子連れでも楽しめる内容に思い切ってシフトしているMiso
Musicの企画に拍手!
未来の現代音楽の担い手や聴き手は、今の子どもたちなのです!
以下、次弾に続く・・・
(記事:9月19日/リスボンにて)







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