2010年1月24日日曜日

中川広報部長日誌 其の四  2010年現音新年パーティー



新年あけましておめでとうございます。
22日(金)に現音新年パーティーが行われました。
中川広報部長、広報部長賞をご自身がくじびきで、ひいた番号なんと
大好きな番号「13番」でした。
パセリを持ってカメラの前に出現されてびっくりしました。
とても楽しい新年パーティーになりました。
本年も現音広報部をどうぞ宜しくお願いいたします。
写真は左から広報部の森田泰之進氏と中川広報部長
広報部 

2010年1月7日木曜日


朝日新聞社と現音が共同で選考・授与を行っている「朝日現代音楽賞」。毎年優れた演奏家の顕彰を続け、今年でなんと20年目を迎えます。
記念すべき「第20回朝日現代音楽賞」は「現代音楽演奏コンクール"競楽IX"」の優勝者に贈られることとなります。その栄冠に輝くのはどんな才能の持ち主なのか、今からとても楽しみです! 参加要項はこのウェブサイトで発表致しますので是非ご注目下さい。
さて、前回の「競楽VIII」で優勝したフルート奏者・増本竜士さんが、いよいよ現音のコンサートに初登場します!
増本さんの現音デビューは、桃の節句・3月3日に開催する「世界に開く窓」です。世界の音楽動向を日本に紹介するこの企画、今回は増本さんと高橋アキさんをお迎えしての北米音楽特集を組みました!
ピッコロの演奏・研究にも力を注がれている増本さんですが、今回はアルトフルートとバスフルートを演奏するんです! 楽器、作品、そして奏者の魅力溢れるプログラムになること間違い無し!と思う今日この頃のtt事務局員です。本年もこの現音ブログをご愛顧下さいますよう宜しくお願い致します。

「世界に開く窓」は東京での開催ですが、関西でも増本さんの演奏が楽しめます! 1月9日(土)増本さんゆかりの兵庫県三田市において、「競楽」でも演奏した武満徹の《Voice》を含む意欲的なプログラムで演奏会が開催されます。詳しくは下記をご覧下さい。
「競楽」から羽ばたいたアーティストたちの活躍は現音にとっても嬉しいものです。今後もこのブログで紹介して行きたいと思っています。

●増本竜士+別所ユウキ〜ニューイヤーコンサート

2010年1月6日水曜日

謹んで新春のお慶びを申し上げます

現音ブログをお読みの皆様、新年明けましておめでとうございます。事務局長の佐藤です。2010年、ついに日本現代音楽協会創立80周年幕開けの年がやってきました。厳しい社会情勢にあって、手放しで喜べない現況にはありますが、創造の火をたやさないために、協会の運営に精一杯前向きに努めたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


 さて、おめでたいお正月ですが、正月というと私には忘れられない思い出があります。あれは中学3年のとき、私は元旦から風邪をひいてしまい、せっかくのお節料理にも箸もつけず終日寝込んでいました。夕方になって幾分症状が柔らいたので、ヘッドフォンつけてFM放送を聴きながら横になっていました。そのとき耳にしたのが、マウリッイオ・ポリーニのピアノリサイタルの録音で(どこの国での公演かは失念しましたが)、ちょうどブーレーズの第2ソナタをやっていまして、これが図らずも私の現代音楽との出会いとなったのでした。その頃の私は、耳にしたことのある一番新しい音楽というと、初期のシェーンベルク止まりでしたので、ブーレーズのこのソナタが、どんなに先鋭な響きに聴こえたかはいうまでもありません。しかもポリーニの無敵の演奏です。私が当事好きだった、いかなるハードロック(もはや死語ですね)の音楽よりも、格段に刺激的でした。とにかく凄くエキサイティングしまして、聴くにつれ、ふたたび風邪の熱が上がっていき、症状の苦しさとブーレーズの音楽の快楽が渾然となって寝床でのたうちまわっていた訳です。


 その後、年を経て、ブーレーズの第2ソナタよりはるかに先鋭な曲を多く耳にしましたが、中3の元旦の、あのエキサイティングな夜を凌ぐことはありませんでした。という訳で、ブーレーズの第2ソナタは、私にとってちょっと特別な曲なのです。


事務局長:佐藤昌弘

2010年1月5日火曜日

現音・今昔(10)新年おめでとう

現音・創立80周年開幕の年です。ブログをお読みのみなさま、充実した一年になりますことを、お祈り申し上げます。
 今昔シリーズも十回になりました。昔の面白い話には、まだまだ枚挙に暇がありません。でも新しい年をつくりつづけるのが作曲家集団です。過去はまた機会がありましたら記すことにして、今と未来を語ることにしましょう。
 さて、現音の新年会が1月22日(金)18:30よりJR市ヶ谷駅傍の「アルカディア市ヶ谷」で開催されます。現音の会員諸氏はユニークなひとが大勢いて、楽しい会になります。豪華な演奏家諸氏のゲスト、景品もあります。しかし現音は参加者に大盤振る舞いするだけの力はありません。何時も「募金箱」が置かれています。ご協力いただけますと「参加者には幸運が訪れる」と言い伝えられています(?)。
 2月からは恒例の「現代の音楽展」が開催されます。(数分だけ)「行列のできる演奏会」で、話題が満載です。是非お出掛けください。
 お金は無いのに勢いだけはどこにも負けない現音です。その記念シリーズもご注目ください。
 みなさまと共に今年も歩んで行きたいと願っています。


坪能克裕