2008年2月19日火曜日

オペラ・プロジェクトII:序景「舞台はまだ譜面の中」


先日「現代合唱の領域II」で幕を開けた「現代の音楽展2008」、今シーズンは異色・大型企画が多く、それだけに準備が大変な日々です。
さて、来る3月15日の「オペラ・プロジェクトII」にてモノ・オペラ作品を出品することとなりました、その報告。
私の今回出品作品は「赤ずきん」。泰西名作童話に基づいている…はずなのですが、モノ・オペラゆえ、狼もお婆さんも出てきません。さぁ、どうする――というわけで、台本にはいくつか捻りを加えています。結果的にはペローやらグリムの祖形からは大分逸脱した内容になってしまいましたが…
肝心の音楽――アンサンブルは“Pierrot lunaire”とほぼ同じ編成にシンセサイザー(ヴォコーダ)やサウンド・エフェクトが加わっています。ソプラノの独唱者も“可愛らしく”仕上がりつつあるので乞御期待。
オペラという企画が、音楽家だけではなく、他の様々なジャンルの方々の力を得て初めて形となる事を、改めて心している今日この頃ではあります。
三枝木宏行

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