2008年1月16日水曜日

遠山一行さんインタヴューこぼれ話

音楽評論家の遠山一行さんのご自宅で、貴重かつ楽しいお話を伺ってきました!
 この模様は『NEW COMPOSER Vol.9』の巻頭特集でお届けしますが、記録係として同行した私「tt事務局員」が、このブログでインタヴュー中のこぼれ話をちょこっと紹介したいと思います。

▼素敵なご夫婦
 1922年生まれの遠山先生は、70年代生まれの私よりスラリと背が高く、優しい表情からつむぎ出される「言葉」がとても魅力的。共に迎えて下さったピアニストの慶子夫人も、朗らかでチャーミング。とても素敵なご夫婦でした。
 通して頂いたお部屋に飾られていたご夫婦の写真。インタビューの最後に「この写真、ラブラブな感じで好きなんですよ(笑)」と、先生。
 ゆっくりと、一つひとつ、自分の「言葉」を選んで語って下さった先生から、その言葉を聞いたことは、とても新鮮な体験でした! そして先生のお人柄とその魅力の深さを感じた瞬間でもありました!

▼内なる必然性
 フルトヴェングラーの思い出、親交のあるデュティユーとのエピソードなどなど、興味深いお話が沢山あった中で、印象に残ったのが“内なる必然性”というキーワードでした。
 日本の演奏家や作曲家の技術が向上している一方で“何故この音楽を演奏したいのか、作曲したいのか”といった内なるものが感じられにくい。“ちっとも上手じゃないけどとても好きな音楽家”が昔は沢山いたという。
 作曲も、演奏も、そして批評も、その“内なるもの”こそが“表現する”ということなのでしょうか。私にはまだまだわからないまでも、とても心を揺さぶられるフレーズでした。

▼本編はしばらくお待ち下さい!
 インタヴューの興奮冷めやらぬ編集部Mが、ただ今文字起こしを担当しています!
 この「広報部雑記」では、現音の活動のウラ話や面白いエピソードを、今後もどんどん紹介していきます。きっと現音の新たな一面を楽しんで頂けると思いますので、どうぞお気軽にお立ち寄り下さい!
 ではまた。

(記・tt事務局員)

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