“子供の遊び”と言いながらもその内容は大変深く、高度な知性とキュートな童心、ラッヘンマンの人間としての魅力に溢れた素晴らしい曲です。特殊奏法のアイデアもとても楽しくて音楽的! 練習していて、子供の頃に兄の練習しているピアノの下に潜り込んでミュートして遊んで(邪魔して)いた事が突然フラッシュバックしたりして。私もすっかり童心に返り楽しく弾いています。(かなり体力は必要なのですが・・・)
私にとって現音・音楽展は、現代音楽のピアニストとして初めてプロの舞台に立たせていただいた場所でもあり、その後も多くの曲を弾かせていただき貴重な体験を積ませていただいた、言わば“ホーム”のような存在です。会員の作曲家の方々との交流も多く、今年初めには松平頼曉先生のピアノ作品『24のエッセーズ』のCDリリース(レコード芸術3月号にて「特選盤」に選ばれました!)、また来る3月28日(月)杉並公会堂小ホールで行う claviarea(作曲家・山本裕之氏との現代音楽ユニット)公演では、『24のエッセーズ』よりの抜粋と、湯浅譲二先生、かつて「現音作曲新人賞」に入選した田中吉史氏、そして山本裕之氏の作品によるリサイタルを行います。また9月には同じく会員の梶俊男氏作曲のオペラにピアノトリオで参加予定です。
作曲家の方々と共に未来の音楽を作っていくのは、本当にエキサイティングでヴィヴィッドな体験です。そんな現場を目撃に!皆様のご来場をお待ちしております。
写真は今年の新年会の福引で頂いた「福士則夫理事賞」のシャブリ。ワイン通なら良く知っている有名なドメーヌ(作り手)の物なのだそうです。流石は福士先生!有難うございました。今年は春から幸先良いです。
▼中村和枝オフィシャルブログ
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