楽屋でのツーショット! ISCM香港支部会長=陳錦標(Joshua Chan)氏(左)と筆者(右)
ISCM香港支部主催の現代音楽祭<MUSICARAMA>は、地道に運営されている素晴らしい催しでした。毎年1団体が海外から招聘されていり模様で、また3名程の作曲家がフィーチャーされてフォーラムも開催されているようです。香港の作曲家や聴衆は、日本の現代音楽の動向に強い関心を寄せています。今後の交流を促進できるよう、双方の協力を推進していきたいものです。
今年の海外招待団体が next mushroom promotion たっだ訳ですが、数年前にはTokyo Brass Quintet が招待されています。先月にレポートしたポルトガル支部の場合も同様でしたが、国内の会員作曲家の発表を確保すると共に国際交流も推進する開催内容になっています。我々現音も、もっともっと国際的な内容を毎年のシリーズに盛り込みたいところですが、昨今の文化支援の低迷と社会環境の悪化が行く手を阻んでいる現実の前に、思案を余儀なくされているところでもあります。
そのような中で今年度から来年度にかけて展開する創立80周年記念事業に、皆さんの注目を支援を、是非ともよろしくお願いいたします。先日そのオープニング・イベントと連動して開催された「第27回現音作曲新人賞」ではイタリアとの国際協力が始動しましたし、12月には(主催公演ではありませんが)ポルトガル支部レジデント・アンサンブル=Sond'Ar-te Electric ensemble の来日公演が予定されています。更に2月には毎年恒例のISCM海外作品紹介企画=<世界に開く窓~西欧特集>も開催されます。今年度事業=日本現代音楽協会創立80周年記念シリーズvol.1/現音特別音楽展<協創~新しい音楽のカタチ>の今後の公演に、どうぞご来場ください。
そして、next mushroom promotion の皆さんは、帰国後すぐの10月30日に大阪で自主公演を行います。皆さん、応援に駆けつけましょう!
http://hornplayer.ld.infoseek.co.jp/page029.html
http://kinoko2001.music.coocan.jp/
では、今回の香港レポートはこれでお開きにいたします。
(記事:松尾祐孝=創立80周年記念事業実行委員長/10月17日/香港にて)
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