近藤浩平 作曲《坊さんの気晴らし》作品111
須藤英子さんから2009年11月京都大丸のおもちゃ売り場でトイピアノの演奏をするというお知らせいただいて聴きに出かけました。おもちゃ売り場のクリスマスコンサートで、森田泰之進さんや深見麻悠子さんの曲やケージの曲を、子供たちが熱心に聴き入っているのに混ざって、私も大変、楽しませてもらいました。
トイピアノは、音の始まりかたと減衰がピアノとは大変違っていて、音の粒がたっているので、リズムの面白さがとても効果的に聴こえることを森田泰之進さんの《粒/流》でとても印象づけられ、トイピアノ独特の音色の詩情を深見さんの曲で印象づけられ、早速、刺激されて数日間で書いた作品です。
トイピアノはピアノの代用品ではなくて、トイピアノという一つの個性をもった代替のきかない楽器なのです。
作品番号111という数字は、それほど深い意味はないですが鍵盤作品にしようと、考えていました。
京都でのコンサートにちなんで、少しばかり京都らしいような気もするタイトルを付けています。
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■Web初演・撮影
2010年1月
演奏:須藤英子(トイピアノ)
▼近藤浩平ウェブサイト
http://kondokohei.hp.infoseek.co.jp/
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