2008年3月4日火曜日

オペラ・プロジェクトII:アンサンブル合わせと芝居稽古

「あと十日」…期待と不安が入り混じり、オペラの舞台づくりは進められています。
2月28日はアンサンブルのメンバーと初顔合わせ。背景音楽はモノクロームの世界からポリクロームへと華やかさを増してゆきます。「ボルヘス」のアンサンブル合わせはなかなかの難物ですが、これを皆さん演奏してしまうのですから脱帽です。
さて、当然ピアノだけでは気づかない問題点なども見つかります。特にパート譜のミスプリ。隅々までチェックしたはずなんだけど…すみません、アンサンブルの皆様(汗)。
29日は通常の歌合わせでしたが、「赤ずきん」ではヴォーカル・シンセサイザーのパートを加えての初練習。今日びのヴォコーダは、リアルにかなり近い合唱の音色をシミュレートでき、コーラスが入ると俄然音楽に奥行きが出てきます(もちろん一昔前の「ロボ声」にも愛着はありますが)。
3月1日は演出の飯塚励生さんのもと演技の練習。この日は「赤ずきん」の稽古で、主人公の動きやちょっとした仕草などを、その時の心情などを解釈しつつ肉付けしてゆきます。自分で書いた台本なのですが、第三者の視点が加わると、自分でも気づかなかった物語の一面が見えてくるものです。その内容が単に“個人の発言”に留まらないグローバルなメッセージへと拡げられてゆく事に感慨を覚えます。練習の終わりに、飯塚さんと歌の新藤さんの記念写真を一枚。なぜ白衣?…それは舞台のお楽しみ。
三枝木宏行

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